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【お客様インタビュー】安井建築設計事務所 山浦 晋弘様

2020.03.31

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ナカジマ鋼管のオリジナル製品である「熱間成形角形鋼管(スーパーホットコラム)」の使用実績が多い株式会社安井建築設計事務所様にお話をうかがいました。安井建築設計事務所様は、大阪でも有数の設計事務所であり、日本全国の著名建築物を多数手がけられています。今回は、構造部長を務める山浦 晋弘様に設計やスーパーホットコラムについて、そして今後のナカジマ鋼管に対する思いを語っていただきました。

熱間成形角形鋼管の特徴をどのようにお考えでしょうか?

コラムとしては、国内では冷間成形角形鋼管が主流ですが、ヨーロッパなどで主流な熱間成形角形鋼管を利用することで、構造設計面、重量面、コスト面においてメリットが出る可能性があります。建築学を専攻する学生や若手の構造技術者などにも、コラム材の製造方法やそれぞれの特徴をより詳しく知ってもらい、構造設計に有効利用してほしいと考えています。

これまで熱間成形角形鋼管を設計に利用されたことはございますか?

阪神淡路大震災の直後、新築建物に採用したことがありますが、冷間成形角形鋼管では考慮する必要のある応力の割り増しが不要なため、有利に設計を進めることが出来ました。

今後のナカジマ鋼管に対する期待をお聞かせください。

現在、建築業界の現場において、マニュアル化が進んでいます。また、現在の構造設計は、構造設計ソフトウエアを用いたものが主流となっており、全ての計算を自ら行うことが出来る構造設計者が少なくなっているように感じます。熱間成形角形鋼管やノンダイアフラム構法をより市場に普及させるには、構造設計者がより利用しやすい環境づくりが大切ではないかと思います。

今後のコラムメーカーに対する期待をお聞かせください。

構造設計において重要なことは、「想定外のことが起きないこと」です。そのためには、自分たちが行う設計の信頼性を高めることが不可欠です。中でも躯体を構成する材料の性能は重要な要素の一つであり、特に信頼性を求められるものであると思います。コラムメーカーには、今後もコラム材の品質を高め、より高性能な製品の開発と市場への供給に貢献することを期待しています。

ナカジマ鋼管では貴重なご意見をもとに、熱間成形角形鋼管(スーパーホットコラム)を国内はもちろん、世界中へ広げるために、より一層利用しやすい環境づくりに取り組んでいきます。インタビューへのご協力、誠にありがとうございました。

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