Nカラム STKR400/490

JISマーク認証を受けた一般構造用角形鋼管です。鋼帯(コイル)から電気抵抗溶接によって製造される溶接鋼管を連続的に角形断面に成形します。ナカジマ鋼管は、天龍川製造所にてJIS認証を取得しており、冷間成形角形鋼管「Nカラム STKR400/490」を製造しています。(JIS認証番号:JQ0508074)

 

STKR400/490とは?

STKR400/490はJIS規格の冷間成形角形鋼管

STKR400はJIS規格に基づき、ロール成形で製造する一般構造用角形鋼管です。中小の鉄骨造ラ-メン構造の柱材として使われ、降伏点の下限値は245(STKR490の下限値は325)。同じロール成形の建築構造用冷間成形角形鋼管「BCR」とは規格が異なり、「BCR」は日本鉄鋼連盟の製品規定に基づき製造します。

STKR400/490とBCR295の違い

STKR400/490とBCR295との大きな違いは、規定されている化学成分の数や内容です。日本鉄鋼連盟が規定するBCR295はSTKR400/490と比べて、C、P、Sの上限値が厳しく、STKRには規定のないMn、Si、Nの上限値も規定。これら化学成分の規定項目が多いBCR295は、溶接性能や靭性をSN材と同等に確保しています。また、BCR材はSTKR材よりも大きな変形性能を発揮。BCR295はSTKR400/490と比べて地震に強い柱材といえます。

STKR400/490とBCR295の歴史

STKR400/490とBCR295の違いは鉄骨造建築物の柱材の歴史を振り返ると、わかりやすくなります。かつて、鉄骨ラーメン構造の柱材は「日の字H」が主流でした。1970年代後半には中小鉄骨を対象にしたロールコラムが登場し、普及が進みます。これがSTKRです。ナカジマ鋼管では、1976年に国内で初めてロール成形による大径鋼管の製造に成功し、1978年に業界で初めて量産を開始しました。1981年に改正された建築基準法(新耐震設計法)で、部材の耐力を発揮させるには細部にわたる靭性(粘り強さ)の確保を規定。そのため、平坦部も塑性加工の影響を受けるロールコラム(STKR)よりも、さらに高品質な規格の製品が求められるようになりました。これを受け、1994年に(社)鋼材倶楽部(現:日本鉄鋼連盟)がBCR295、BCP235、BCP325を制定し、STKRよりも高性能な冷間成形角形鋼管として規格化。ナカジマ鋼管でも、BCR295、BCP235、BCP325を製造し、1995年にはより耐震性の高い熱間成形角形鋼管「スーパーホットコラム(SHC)」の量産を開始しました。

ナカジマ鋼管のSTKR400/490

ロール成形(電縫)鋼管のリーディングカンパニー

ナカジマ鋼管は、国内で初めてロール成形(電縫管)による大径角形鋼管を製造し、その技術を研磨し、高品質な製品の生産体制・設備を構築。大型の角形電縫管の先発メーカーとして確かな品質のSTKR400/490をお届けしています。

BCR、BCP、SHCをトータルコーディネート

ナカジマ鋼管は、冷間ロール成形角形鋼管「BCR」、冷間プレス成形角形鋼管「BCP」、熱間成形角形鋼管「スーパーホットコラム(SHC)」を製造する国内唯一のメーカーです。BCR295は、STKR400の上位互換規格で、一般的にSTKR400が使用できる場面ではBCR295を使用でき、さまざまなメリットが生まれることもあります。

BCRやBCPを用い、建物の鉄骨重量を削減できる

BCRやBCPとSTKR400を使用するのに比べて、ルート3(保有水平耐力計算)の設計を用いることで、建物の鉄骨重量を減らすことが可能です。

□250×9より大きなサイズについては、STKR400よりもBCR295のほうがコスト・納期においてメリットが生じやすく、用途などに応じてBCR・BCP・SHCを含めた総合的かつ最適なご提案を行っています。

 
▶BCR295の詳細はこちら
▶ルート3(保有水平耐力計算)の解説はこちら

 

製品規格

1.機械的性質

製品記号 引張試験
降伏点または
耐力(N/mm²)
引張強さ
(N/mm²)
伸び [5号]
(%)
STKR400 245≦ 400≦ 23≦
STKR490 325≦ 490≦ 23≦

 

2.化学成分

製品記号 C Si Mn P S
STKR400 ≦0.25 ≦0.040 ≦0.040
STKR490 ≦0.18 ≦0.55 ≦1.50 ≦0.040 ≦0.040

 

1. 必要に応じて、上記以外の合金元素を添加することができます。

3.製造サイズ

辺長\板厚 9 12 16 19 22
250×250
300×300
350×350