Super Hot Column

熱間成形角形鋼管「スーパーホットコラム」

 

耐震性・経済設計に優れた
ナカジマオリジナル。

熱間成形角形鋼管は、加熱した状態で成形することで鉄本来の粘り強さを持たせた、高い耐震性を発揮する建築構造用鋼管です。ナカジマ鋼管では、英国のBritish Steel社(現Tata Steel社)から熱間成形加工の技術協力を受け、当社独自技術によるオリジナルの熱間成形角形鋼管「スーパーホットコラム」を開発し、量産化に成功しました。辺長800mm×800mm、板厚70mmの大型サイズまで対応し、その高い性能が評価され、国土交通大臣の指定建築材料の認定を受け、科学技術庁長官賞も受賞しています。

製造工程

電気抵抗
溶接鋼管

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熱間成形

自動アーク溶接鋼管

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熱間成形

熱間成形

スーパーホットコラムの特長

優れた機械特性を持ち、
硬度分布が均一で理想的な材質。

スーパーホットコラムは、加熱・均熱後に成形するため、加工硬化が起こらず鋼管全断面の硬さ・結晶構造が均一で、SN材と同等以上の材料特性を実現。鉄本来の粘り強さと高い強度を誇り、塑性変形能力に富んだ靭性のある理想的な建築鋼材です。残留応力が除去され、高い座屈強度を持ち、溶接性も優れ、溶融亜鉛メッキ処理をしても角形鋼管のコーナーR部の割れの心配はありません。 角部や溶接シーム部においても、鉄が本来持っている性能を発揮します。

柔軟で経済的な設計を可能に。

冷間成形角形鋼管の設計・施工マニュアルに従うことなく設計でき、高品質な建物を経済的に設計することができます。
●設計上のハンディがありません
柱の応力割増しあるいは耐力低減による設計を行う必要がありません。
●構造計算が容易で、確認申請がスムーズ
ルート1・2で構造計算することで経済的かつスピーディな設計が可能です。
●断面性能に優れています
コーナーRは「R=2.0t」で、断面性能が向上して経済設計が可能です。
●一般的な構造計算プログラムに対応
ユニオンシステム、構造システム、構造ソフト、NTTデータ、東京デンコーの一貫構造計算プログラムに組み込まれています。

スーパーホットコラムの優位性。

10mを超えるスパンを有する中高層のビルにおいて、スーパーホットコラムを使用すれば、柱断面が小さくなり柱重量・溶接量を低減。さらに耐火被覆面積・仕上げ面積を削減でき、建築デザイン上のメリットが得られ、総合的なコストダウンも図れます。また、板厚が40mmを超えても基準強度(F値)が低下しないスーパーホットコラムは、四面溶接ボックスコラムに比べ大幅なコストダウンが可能です。

国内外から
高い評価を得ています。

スーパーホットコラムは、その性能が高く評価され、耐震性に優れた建築構造用鋼管として国土交通大臣による指定建築材料の認定を受け、科学技術庁長官賞を受賞しました。また、ヨーロッパの基準適合マークであるCEマークを取得。国際基準にも整合しています。国内はもとより欧米での特許も数多く取得し、国際市場でも品質面において高く評価されています。